無駄のないあがき

日々に疲れている全ての人類に癒しを

試験監督バイトの傾向と対策

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誰もが人生で一度は何かしらの試験を受けたことがあるだろう。

 

 

ピンと張り詰めた緊張感の中、

聞こえるのは、コツコツとシャーペンで文字を書きなぐる音だけ。

  

 

 

難しい問題との格闘に疲れてふと前をみると

試験に全身全霊で挑んでいる我々とは対照的に、

あたかもこの試験会場という空間を支配しているかのような、圧倒的オーラを放っている者がいる。

 

 

 

その姿はまるで王。

 

 

 

 

奴が試験をやめろと言ったら我々は問題を解くのをやめて筆記用具を置き、奴が試験を始めろといったら我々は一心不乱に問題を解き散らし始める。

 

それはまるで王と下僕の主従関係。

 

 

そう、奴の名は「試験監督」。

試験を司る王である。

 

 

 

奴の姿に憧れ、その道を目指すものは後を絶たない。

 

 

 

例に漏れず私もその内の一人だ。

 

 

「僕も大きくなったら試験監督になる。」

 

 

七夕の短冊にも書いた。

織姫様と彦星様のお力添えを頂いてでも私は試験監督になりたかった。

 

 

小学校の卒業文集、テーマは将来の夢。

もちろん、私のタイトルは「一流の試験監督を目指して」だ。

 

 

 

そして、幼き頃に抱いた夢は、

大学生になって現実のものとなった。

 

 

そんな私が経験してきた試験監督バイトに関しての傾向と対策を、

これから試験監督をやろうとしている人、そして試験監督に一度もなったことがない人たちに贈りたい。

 

 

TOEIC試験

 

 

王道中の王道である。

そのネームバリューにつられて、手を出すビギナーは星の数ほど存在する。

 

 

しかし、

 

初心者がTOEICに手を出すのは”かなり危険である”という事実を知っている者は少ない。

 

ペット初心者がピラニアやピットブルに手を出すのと同じぐらい危険である。

 

私は金魚とカブトムシしか飼ったことがないので、なおさらよく分からない例えだなと思ったがそれぐらい危険だ。

 

 

なぜ危険なのかということをTOIEC試験の進め方を踏まえながら説明していく。

 

TOEICは大きく、リスニングの部分とライティングの部分に分けられており、

前半がリスニングで後半がライティングになっている。

 

 

ここで鬼門なのがリスニングである。

TOEICにおいてリスニングは、CDをCDカセットに入れ、

それを場内で流すことで進める。

 

 

このCD操作を行うのが、王である試験監督の仕事だ。

 

TOEICは今や会社内での昇進や学生の就活にも使われ、

ある意味人生をかけて来ている人もいる。

 

そんな中で「あ、流すの忘れてもうたわ」「あ、ボタン押し間違えてスキップしてもうたわ」みたいな行為は万死に値する。

 

そのようなプレッシャーに初の試験監督であるあなたは耐えられるだろうか。

震える指先で、CDカセットという歴史の遺物を操作できるのだろうか。

 

公の場で音声を流すという行為に余程慣れている人でなければ、初めての試験監督にTOEICは選ばない方が無難である。DJなら余裕だ。

 

ちなみにピットブルはこんなのです。

 

 

 

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②首都圏模試

 

あまり聞き覚えのない試験だが、結構求人に出ていることが多い。

簡単に説明すると、中学受験をする小学生向けの模試である。

 

これは初心者にオススメしたい。

 

 

なぜ初心者におススメなのかというと、

 

 

1.小学生6年生が相手

→小学校低学年ならまだしも6年生は意外と大人の言うことをすんなり聞く。

 

2.椅子にずっと座ってられる

→多くの試験監督でもそうだが、ここは確実。上手くいくと椅子と同化することもできる。

 

3.時給がいい

→実働5時間で6500円もらえる。TOEICの時給約900円に比べると破格の時給。

 

4.拘束時間が短い

→7時半~12時半労働であることが多いので、サクッと仕事してサクッと帰れる。

 

5.マニュアルも分かり易い

→猿でもスムーズな進行ができる。

 

 

 ただ問題点が一つ、

受験者がやたらトイレに行く。

 

小学生の膀胱のキャパシティの低さは異常だ。

僕ずっと見てたけど、君、唾液しか水分とってないよね?という小学生もやたらとトイレに行く。

 

トイレに行く小学生が多発して、試験開始時刻が遅れるというのは茶飯事であるが、

 膀胱のキャパシティに関して優越感を得られるのでまあプラマイゼロだ。

 

初心者含めて、かなりおススメの試験であると私は考える。

 

 

 

③国家試験系

 

これは介護士試験とか保育士試験とかそういった類の国家試験の試験監督である。

めちゃくちゃ給料がよく、1日で1万円を超えるものが多い。

 

 

ただ、

試験前日に準備で来たりとか、

TOIECと同じように人生がかかっている人が多くいるので結構大変である。

 

 

また、その責任の大きさからか、試験監督に合格するのも難しい。

私も一回応募したが落とされ、補欠で会場案内の役になった。

 

当日は「はーい、会場はこちらになりまーしゅ」と連呼する生命体になることに徹していたら1万円もらえた。

 

恐らく面接で赤ちゃん言葉を使ったのが試験監督を落ちた原因だと分析している。

 

 

④四〇大塚

 

 

有名大手中学受験塾が開催するテストの試験監督。

ここはかなり厳しい。

 

 

まず、応募すると説明会に呼ばれる。

 

そこであろうことか、皆の前で志望動機を発表させられるのだ。

 

 

 

 

 

志望動機??????????試験監督の????????

 

 

 

 

私はそう思った。恐らくその説明会に来ていた人は皆思った。

一人ずつ席を立って皆の前で、自らのほとばしる情熱をアピールするのだ。 

普通に恥ずかしい。

 

私は恩返しがしたいとかいう訳の分からないことを言って見事通過したが、

「試験会場を支配する王になりたい」という本音をポロッと言った瞬間、手のひらから合格の二文字はこぼれ落ちると思われる。

 

 

後日、合否が発表という流れでその場は解散となる。

 

 

ちなみに合格しても、本番の試験では席に座れないというトラップがある。

 

 

 

 

席に座れないの???なんで????

 

 

 

解せない。しかも午前午後にまたがってやることが多く、もう鬼のように疲れる。

立ちっぱなしなので、やり続けるとふくらはぎに筋肉がつく。

 

 

登録制なので何度も入れるのだが、

「恩返しがしたい」という強い使命感を抱いて入った私は、

わずか一回の勤務で辞めた。決して根性がないわけではない。可憐なふくらはぎを守るための正当防衛だ。

 

 

まあもちろん悪い面ばかりではない。

午前午後にまたがって入れるのでお金はもらえるし、

ルールが厳しいので「働くとは」ということについて学ぶことができる。

 

 

達成感という面に関しては上記であげたものの中で一番高いかもしれない。

チャレンジャーな試験監督初心者はこれを選んでみてもいいのではないだろうか。

 

 

以上が試験監督バイトの傾向と対策である。

試験場で王になりたい方は是非一度トライしてはいかがでしょうか。

 

 

 

ちなみに試験会場でもし、ふくらはぎが通常の2倍程度の太さの試験監督がいたら、教えてください、駆けつけます。