無駄のないあがき

日々に疲れている全ての人類に癒しを

もしも小生意気な小学生が「スランプ」を覚えてしまったら


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「スランプ」とは、チームや個人がスポーツにおいて通常の調子を下回る状態が続くことを言う。

 

また、最近ではスポーツ以外でも、何だかよくわからないが今までと違って上手くいかないという時に用いられることがある。

 

しかし、最近よく言われているのが「スランプは努力している者にしか訪れない」というものであり、考えてみれば確かにその通りで本来は努力しているのに何故か結果が出ないという人が「スランプ」という言葉を使うべきである。

 

つまり、この場合、

「スランプ」=「努力しているのに結果が思うようにでない状態」

と定義される。

 

私も野球というスポーツを中学高校でかじっており、打てないと「これはいわゆるスランプだな」と自分を納得させていたが結局中高6年間スランプで終わった。ちなみに素振りは6年間で200回ぐらいしかしてない。当然の報いだ。

 

先程の定義に当てはめると、私は間違ったスランプの使い方をしていたことになる。せめてあと10回素振りをしていれば胸を張って「スランプです。」と言えたかもしれない。

 

私のような物事の本質をきちんと全裸で捉えられているジェントルマンが、ギャグで「うわべだけのスランプ」を使うのは良いのだが、これを小生意気な小学生たけしくんが覚えてしまったら非常に厄介だ。

 

 

たけしくんは遅刻魔だ。いつもホームルームに20分は遅刻してくる。

 

「たけしくん、今日も遅刻ですか??いい加減にしなさい。」と先生に怒られても、

「すみません、最近スランプで思うように速く前に進めないんです。」とのたまう。

 

当然彼は早く家を出るとか早く家を出るために早目に起きるとか、最悪走るといった努力はしていない。家を出るギリギリの時間までニンテンドースイッチをして過ごし、通学路の途中でアリと戯れ、道端に咲き乱れるツツジの蜜を全部すすっている。うわべだけのスランパーだ。

 

たけしくんは宿題も大概やってこない。

「今日も忘れたんですか?」とはんにゃのような形相の先生に対しても、

 

「いえ、きちんとやったんですけどね、持ってくることに関して完全にスランプに陥ってます。」と彼はすまして答える。ちなみに持ってくるスランプという隠れ蓑の裏で実はそもそも宿題を全くやってない。一流のうわべスランパーだ。

 

100マス計算も1時間は掛かる。

「これはかなり重度のスランプですね。マスが1兆万個に見えます。」と小学生特有の数字の表現を用いて誤魔化そうとする。

 

そのくせ体育だけは張り切る。運動神経はやたらといいのだ。

 

しかし、それでもスランパー根性は忘れないたけしくんは運動が出来ない同級生を「おやおや?スランプですか?」と小馬鹿にする。ここまでうわべスランプを使いこなす小学生は世界広しといえどもTAKESHIしかいないだろう。

 

そんな世界のTAKESHIだから、給食も三人分ぐらい食べる。「自分スランプなんで、飯くわないとやってられないっす」と、口元に揚げパンのカスをつけながら話す。都合の良いことに食欲はスランプ知らずである。

 

午後の国語で音読の役を当てられても「スランプで蚊の鳴くような声しか出ません」と言い、放課後の掃除は「スランプじゃない人間がやればいい」と言い捨ててやらずに帰る。

 

でもそんなTAKESHIも母親には凄く優しい。

お母さん何か手伝うことある?と率先して家のお手伝いをして、今日もごはんおいしいね、と言ってお母さんのご飯を美味しそうに食べる。お皿洗うの僕がやるよといって食器を洗い、今日も家事で疲れたでしょ、と言って肩叩きをしてあげる。

 

「今日は母の日だからカーネーションあげる、いつもありがとう」とTAKESHIから花束を貰うお母さんはいつも以上に嬉しそうだ。

 

 

 

 

今日は母の日です。

 

 

 

日頃母親に伝えられない感謝の言葉を、TAKESHIのように伝えてみてはいかがですか。

 

それではまた明日から頑張りましょう。

おやすみなさい。